考察を始めようと思ったきっかけその1
デジモンワールドに行く前の子供たちの関係について考察して表にしてみました。
表の見方はA→Bという視点で見ます。
◎よく知っていた 〇名前や存在は知っていた △不明、判断要素少 ×知らなかった
個別解説(△は基本省略)
☆タイチ
・空、ヤマトとは同学年(1話)、光子郎はサッカークラブの後輩の模様(16話)ということから◎に
・デジモンたちへの自己紹介でタケルのことを紹介できなかった(1話)、誰がいないかでミミのことがわからなかったこと(1話)から×
・丈のことをデジモン達に難なく紹介していた(ただし学年は丈自身が言っていた。1話)。しつこく電話をかけ続けるのを見て「丈らしい」と言うなど性格についても早い段階で把握していた様子(2話)からある程度の面識はあったと判断し〇。
☆ヤマト
・兄弟であるタケルは当然◎
・空との関係は、空の項目で
・ミミについては太一と同様
(・小説版では丈のことを知らずに同学年だと思ったという記述あり)
☆空
・太一は光が丘にいる時からの知り合いのようで(29話)、同じ学年、サッカーでも知り合いのため◎
・ミミについては太一と同様
・ヤマトとタケルの関係ついての話題になった時、知っていた様子を見せていたおり(2話、3話)、かなり近しい真柄にあったと考えられるので◎。(小説版では太一にヤマトとタケルの関係を聞かれた際にはぐらかしたと記述があり、知っていた可能性が高い)。
・当然タケルのこともある程度知っていたと考えられるが、面識があったかまででは判断しかねたので△。
☆光子郎
・太一とはサッカーつながり、一人足りないとなった(ミミだけがいなかった)時には同じ学年のためかミミのことを思い出すことができた(1話)ので◎。
・タケルについて、ヤマトとの関係を太一と相談していた(2話)ので×
・ヤマトや空について、2人の家に電話をかける描写(31話)があったのですが、現実世界に帰ってきた後で連絡を取り合うために聞いた可能性も高いです(32話)。
また、以太一とはサッカークラブの知り合いであったことから、必然的に空とも知り合いであるだろうと考えていたのですが、光子郎が所属していたのは正課のサッカークラブ、空が所属していたのは学校外のサッカー部で、接点はなかった可能性も出てきました。
※別の所属と考えられる理由
・光子郎は「サッカークラブ」という表現を使い、空は「サッカー部」と表現していた(16話)。(ただし、02ではサッカークラブと言っている)
・大輔のことをサッカークラブの後輩であったことから空は明確に知っていたが、光子郎にそういう描写はなかった(02-1話)。
・光子郎がサッカーの回想シーン出てこなかった、サッカー部の朝練に行く様子が見られなかった等。
・空はサッカークラブの後輩である大輔は呼捨てだったが、基本的に後輩はちゃん/君付で呼んでおり、光子郎も君付けで呼んでいる。
☆ミミ
・タケルが同じ町内会の子でないことはわかったようだが、誰なのかまではわからなかった(2話)ので×
・光子郎のことは同学年なので面識はあると予想。
☆丈
・ミミにキャンプの非常食を届けにいくつもりだったこと(1話、2話)から〇(◎の可能性も)。ただしキャンプ以前から面識があったのかは微妙。
☆タケル
・ヤマト以外と接点はなさそう。
空はタケルを知っていたが、タケルが空を知っていたかは不明。ヤマトでもタケルと会うことはめったにない以上、会ったことがある可能性は低いと思われるが。
見返して思ったことは、太一と光子郎はデジモンワールドに行く前から相当仲がよかったということです。1話の序盤で祠の中にいた光子郎をいきなり名前で呼んで外に出てみるよう誘っています。また、一人現実世界に戻ってきた太一が最初に電話で確認しようとした相手は光子郎でした(次いで空、ヤマトの順。21話)。現実世界に返ってきた時に、光子郎が母親に太一の家に行ってくると言ったこと(31話)、太一の家を光子郎が訪れた時に太一の母親は誰が来たのかがわかっていた(32話)ことから、かなりの交流があったと考えていいのではないでしょうか。他にも光子郎→太一母、太一→光子郎母に慣れた感じで電話をしている場面もありました(31話)。そもそも現実世界に戻ってすぐなのに 光子郎は太一の家に迷う様子もなく来ることができた(32話)のもそれを裏付けています。ただ35話でインターホンに対し太一の母親は後輩(実際はバケモン)がサッカーの朝練の迎えに来たと思っていましたが、これが光子郎を想定していたかは不明です。
他に気になったのは、ヤマトと空ですね。二人ともデジモンワールドに行くから家族との関係に悩んでいましたし、相談することもあったのかもしれません。ヤマトは母親と別れた時の寂しさがずっと心に残っており(51話)、愛情や母性に飢えていたでしょうから空とひかれあったとしても不思議ではないです。小説版では空の姿が母親に見えたという記述もありました。ほかにも、根拠というほどではないですが、空が皆のことを避けていた時にタケルが、
「ぼくもうやだよ。家族が・・・、ううん皆がバラバラになるの」(26話)
と言っており、タケルから見ても空を家族と思うような機会があったのかもと考えることもできます(どちらかというと後の伏線という感じですが)。
じゃあ光子郎は?といわれると、光子郎の問題は他人にも相談しづらいですが・・・。本人も他人と積極的に関わるタイプじゃなかったですし、両親も光子郎のことは大事にしてくれていましたし(ヤマトや空の親が大事にしてくれていなかったというわけではありません。ただ本人たちが素直になれなかった、きづけなかっただけで)。
丈と太一も何らかの接点があったようで、地味に気になります。
考察したつもりでしたが、逆に謎も増えてしまいましたね。