選ばれし子供とパートナーデジモンを持つ者の数

 今回は、ディーワンテイマーズの回でも少し触れましたが選ばれし子供たち及びパートナーでジモンを持つ者についてです。選ばれし子供とパートナーデジモンを持つ者との違いはデジモンアドベンチャー02wikipediaを参照してください。

 「2年半の休暇」の中でゲンナイは、選ばれし子供たちは1年でほぼ2倍になっていると述べていたそうです。ということは最初は1995年に2人、光が丘の事件の年なのではと光子朗は推測していました。そこでパートナーデジモンを持つ者の数の推移をおおよそですが以下の表に示してみました。

 

 

総数増加数
1995 2  
1996 4 2
1997 8 4
1998 16 8
1999 32 16
2000 64 32
2001 128 64
2002 256 128
2003 512 256
2004 1024 512
2005 2048 1024
2006 4096 2048
2007 8192 4096
2008 16384 8192
2009 32768 16384
2010 65536 32768
2011 131072 65536
2012 262144 131072
2013 524288 262144
2014 1048576 524288
2015 2097152 1048576
2016 4194304 2097152
2017 8388608 4194304
2018 16777216 8388608
2019 33554432 16777216
2020 67108864 33554432
2021 134217728 67108864
2022 268435456 134217728
2023 536870912 268435456
2024 1073741824 536870912
2025 2147483648 1073741824
2026 4294967296 2147483648
2027 8589934592 4294967296
 

 

 25年後には全ての人にパートナーデジモンがいるとされておりますが、2027年の世界の人口は約80億人と予測されています(※1)。そして、2027年のパートナーデジモンを持つ者の数は単純計算で約85億人であることから、達成できています(人口の増加次第では無理かもしれませんが)。アニメ02の舞台は2002年なのでそれから25年と言われればは2027年になります。しかし「最初に2人」というのは違和感を感じますし、年々倍になるなら「最初は一人」でも問題ないのではないでしょうか。光子朗も自分たちの前に8人はいたはずと推測してましたが、単純計算なら16人いたことになります。1995年に一人と考えると上の表が1年ずれて、全ての人にパートナーデジモンがいるのは2028年になります。ベリアルヴァンデモンとの戦いは2002年12月31日に行われたので、日をまたいで2003年1月1日に決着が着いたとこじつけることもでき、それから25年なら2028年とも考えられます。そのため、以前の時系列・年表では最終回が2027年か2028年か迷いました。

 

 

・先代の子供たち

 アポカリモンとの戦いの前に突如8人の選ばれし子供たちの前にも選ばれし子供たちがいたことが明かされました(53話)。そして小説版では彼らのパートナーが四聖獣となったとされているそうです(※2)。アニメでのシルエットは5人で、パートナーはアグモン、ピヨモン、ガブモン、パタモン、テントモンみたいです。ディーワンテイマーズをプレイしてみるとアグモン→チンロンモン、ガブモン→バイフーモン、ピヨモン→スーツェーモンに気がしますが、シェンウーモンは謎です。一方「デジモンミステリーファイル・千年の封印を解け!」では、ガブモン→青龍、ゴマモン→白虎、ピヨモン→朱雀、テントモン→玄武、アグモン→黄龍、パタモンは皆のバランスの確認役とされていました。どっちにしてもうまくいかない部分が出てきますし、そもそもシルエットなので人数やパートナーは確定ではないのかもしれません。

  現段階では情報が少ないので、そのうちもっと詳しい情報が出てくるのを期待して、気長に待ちたいと思います。

 

 

 アニメでは「異物」や「必要」という単語を何回か聞いた気がします。子供たちとパートナーデジモン達という小さい視点では、互いはかけがえのない存在でした。しかし現実世界とデジタルワールドという大きい視点で見ると、本編中のほとんどで互いは異物の存在でした。デジタルワールドが必要としている時は子供たちも滞在できましたが、必要とされなくなると滞在ができなくなると考えられていました(13話、54話、02-22話)。現実世界側もデジモンがいると異常気象や電子機器への障害が発生し、コロモンもデジモンは現実世界にいてはならないといっていました(21話)。

 また、アニメ無印の出来事以来各国の軍や諜報機関でデジモンやデジタルワールドの研究が行われ始め、デジモンの悪用を恐れたゲンナイらはデータの隠蔽をしていました(02-39話)。デジモンと人間の共生には、互いをよく知るものがそのあり方を皆に知らせる必要があります(ドラマCD2003-春-)。その点で、早くからデジモンと接点があり、デジモンのことをよく知っている・デジモン達からも知られている・冒険で培ったリーダーシップという要素を持った太一が現実世界とデジタルワールドを繋ぐ外交官になったのも不思議ではないですね。

 25年後にはすべての人々にパートナーでジモンができ、デジタルワールドは世界中の人々に認知されるようになり(02最終話)、共存が可能になったことが示唆されています(デジタルワールドと現実世界の行き来も全ての人が可能になったと考えていいのでしょうか?)。タケルが語ったように「そうなるまでの道のりは平坦ではなかった」ことが伺えますし、triでそれが明らかになっていくと思われますので楽しみにしたいです。

 

 

※1 http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.htm

※2 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC#.E6.9C.80.E5.BE.8C.E3.81.AE.E6.95.B5

 

追記(2015/12/26)

2015年2月の角銅博之さんのtwitterに人数についての情報があるというのを見て確認してみたところ、パートナーデジモンを持つ者は1995年の光が丘の事件をきっかけに、1996年から現れ、毎年2倍ずつ増えていったという旨の会話がありました。つまり光四郎が推測してた1995年の最初の2人と言うのは太一とヒカリで、当時の彼らは正式なパートナー関係にはなかったデジモンに接触(ネット環境が整っておらず早すぎる出会いだったとのこと)、このことがきっかけで翌年から正式な選ばれし子供が誕生したということでしょうか。そのことを踏まえて、もう一度表を以下に作成してみました。

 

西暦合計増加数
1996 1 1
1997 3 2
1998 7 4
1999 15 8
2000 31 16
2001 63 32
2002 127 64
2003 255 128
2004 511 256
2005 1023 512
2006 2047 1024
2007 4095 2048
2008 8191 4096
2009 16383 8192
2010 32767 16384
2011 65535 32768
2012 131071 65536
2013 262143 131072
2014 524287 262144
2015 1048575 524288
2016 2097151 1048576
2017 4194303 2097152
2018 8388607 4194304
2019 16777215 8388608
2020 33554431 16777216
2021 67108863 33554432
2022 134217727 67108864
2023 268435455 134217728
2024 536870911 268435456
2025 1073741823 536870912
2026 2147483647 1073741824
2027 4294967295 2147483648
2028 8589934591

4294967296

 

しかしそうすると、02最終回の25年後はやはり2028年になりそうです(向こうの世界の人口がこちらの世界の人口と同じかはわかりませんが)。ちなみに1995年のウォレスや1999年の遼は考慮していないと言うことらしいです。ウォレスのところへデジタマが来たのは1995年だがデジヴァイスを受け取ったのは1996年以降、遼は2000年問題のバグの影響か日付変更線のあたりでは2000年になっていたとかと無理やりこじつけられなくもなさそうですが。

ブレイブテイマー

WSの遼vsミレニアモンシリーズの最終作です。

 

〇ストーリー

 前作ディーワンテイマーズのラストで、ムーンミレニアモンは共に時間を飛ぶのだと言い、遼を巻き込み自爆した。その結果、遼は過去の世界に、ミレニアモン(ズィードミレニアモンの姿で登場しますが)は未来の世界に飛ばされた。過去の世界に飛ばされた遼は記憶を失った状態でモノドラモンに出会い、「エニアック(過去の世界のコアコンピューターや世界そのもの)」のところへ案内される。一方ミレニアモンは未来の世界を支配しきれず、レジスタンスの抵抗に悩まされていた。そこで、自分だけの世界をゼロから作るため、過去の世界を破壊し、歴史を改ざんすることをもくろむ。それに気づいた「エニアック」は遼とモノドラモンにミレニアモンから守るよう頼む。ミレニアモンは未来から過去の世界を破壊するためデジモンを次々に送り込み、遼はそれを阻止するため戦った。遼は平行して、様々な世界で無印・02、テイマーズに登場した子供たちが襲われているところを救出し、仲間を増やしていった。その中で遼は徐々に記憶を取り戻していく。しかし、送り込んだ刺客の撃退に成功するも、エニアックの世界は徐々に侵食されていった。そして、ミレニアモンが造りだした、人造テイマー(太一、大輔、啓人)によって油断したエニアックは破壊されてしまう。勝ち誇るミレニアモンだったが、レジスタンスが消えなていないことに驚く。エニアックは実は自分よりも先に「アタナソフ」が造られていたこと、それをミレニアモンから守り抜くように伝える。ミレニアモンもそれに気付き、人造テイマーを「アタナソフ」に送り込む。無事「アタナソフ」を守った遼が「エニアック」の世界に戻ってくると、ミレニアモンのいる未来の世界へのゲートが「エニアック」によって用意されていた。そして、遼はズィードミレニアモンと戦うもまったく歯が立たなかった。ミレニアモンは遼への復讐に燃えており、復讐は倒されるごとに強くなっていた。ミレニアモンは戦いで自分を倒すことはできず、遼に対しての復讐の念が消えたとしたら自分は倒されると告げる。そこで、モノドラモンはミレニアモンを弱らせ、自分とミレニアモンをジョグレスするよう遼に頼む。ジョグレス前にモノドラモンは、もしミレニアモンになりそうだったデジタマのまま永久に封印するよう言う。こうして遼とミレニアモンの長きに渡る因縁に終止符が打たれた。「エニアック」はデジタマからは正しい鼓動が聞こえてくると告げ、物語は終わる。

 

 

疑問点

・助けた仲間やその世界

 ストーリーの途中で遼はアニメで戦ったデジモンに襲われ、子供たちがピンチのところに現れる (例:太一とアグモン→エテモン、ヤマトとガブモン→デジタマモン、賢→キメラモンなど)。

この中で、無印の8人の子供たちとそのパートナーでジモンは全員過去に遼に助けてもらったこと(アノード/カソードテイマー)を覚えています。姿は無印の頃で、特に光子朗はディーワンでの出来事を知っていました。また、賢とワームモンは02の頃の姿をしており、一緒に冒険したことも覚えていました。さらに、大輔のパートナーのブイモンはタッグやディーワンで遼と一緒に戦ったブイモンであることが明かされました。ちなみに、上記以外の子供とデジモンは遼と初対面でした。

 前回も遼と会ったことを02で覚えている人がいないのは、記憶を操作されているのではと考察しました。しかし本作品は遼のことを知っていたので、遼に会った時に遼に関する記憶を思い出す仕組みだったと考えたのはそのためです。

 しかしアニメでは、これらの相手に遼無しで自分たちで乗り切っていることからパラレルの世界なのでしょうか。さらに、以前冒険した世界(アノード、カソード、タッグ、ディーワン)にも行くことができます(ディーワンの世界では遼が大会優勝者として称えられていました)。ということは、このシリーズでの出来事のほとんどパラレルでの出来事として考えるしかないのでしょうか。

 

遼はどうなったのか

 デジモンテイマーズに登場した遼はアニメ02で賢の回想に登場した遼と同一であるとされております(※1)。遼がいくつかの世界を移動できるのはまだ納得できないでもないです。個人的に一番の疑問点は遼の親についてです。最初のアノード/カソードでは遼の両親がデジモンアドベンチャーの世界に確かに存在していました。しかし、アニメのデジモンテイマーズでも遼の父親が登場しました。遼の家族もいくつかのデジタルワールドの間を移動できるのでしょうか。それとも、テイマーズの方の親は本当の父親ではないのでしょうか。

 アニメのテイマーズに登場した遼はいつの時代の遼なのでしょうか。ミレニアモンとの決着がついた後なのか、冒険の途中でテイマーズの世界に現れただけなのか。アニメでは遼が記憶をある程度は取り戻していたことやパートナーがいたので、ディーワンよりは後で、ブレイブでの冒険がすでに始まっていたのは確かだとは思いますが。ちなみに、アニメのテイマーズは2001年+αが舞台のようです(※2)。

 そもそも本作ではミレニアモンを倒した後、遼がどの世界に戻ったのか、記憶をどれくらいまで取り戻せたのかはよくわかっていません。

 

 世界がいくつもあることはアニメでも何度も述べられてきました(エテモンの行った暗黒世界、ダゴモンの海、想いを具現化する世界など)。アドベンチャーとテイマーズのデジタルワールドは根は同じエニアックの世界からはじまり、いつしか分岐してできた平行世界なのかもしれません。デジタルの世界なのでいくつものパターンがあったり、似通った世界があったとしてもあまり不思議ではないですが。ただし、現実世界は一つのはずなのにいくつものデジタルワールドに同じ子供たちがいるとすれば疑問ですが(本作で救出した子供とアニメの世界の子供が別ならば、同じ人間が複数存在することになる)。本作で遼が救出した仲間がいた世界もエニアックが遼の記憶を取り戻すために作った世界なのか、数あるデジタルワールドや分岐によってできたいくつかある未来の一つにたどり着いたのでしょうか。

 結局、考えれば考えるほどわからなくなるというのが結論です。

 

 

感想

 前作、前々作とは少しシステムが異なりましたので、説明書無しや攻略サイトが少ない状況で始めた自分は慣れるまで苦労しました。また、さすがに前作・前々作でマヒが強すぎたためかボス相手には効かなく(効きづらいだけかも?)なっていました。しかし、今回は「相手の技を不能にする技」が強く、よくお世話になりました。戦闘で使えるデジモンはアニメの子供たちのパートナーでジモン及びその進化前後に限られています。またデジモンを進化させるのは結構大変で、全員を究極体まで育てようとしましたが諦めました。地味に図鑑にデジモンや技の説明がなくなったのも残念です。一度目は終盤になってデータが突然消えましたが、2回目は消えることなく無事クリアできました(怪しいことは何回かありましたが)。ですので、データは多少は消えづらくなっている気がします(保障はしませんが)。このゲームはシリーズの最終作としての意義が大きく、これまでのシリーズをやった人にはぜひお勧めしたいです。

 

※1 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA#.E5.AD.90.E4.BE.9B.E9.81.94.E3.81.A8.E3.83.91.E3.83.BC.E3.83.88.E3.83.8A.E3.83.BC.E3.83.87.E3.82.B8.E3.83.A2.E3.83.B3

 

※2 http://www.konaka.com/alice6/tamers/index.html

 

追記

 デジモンテイマーズのドラマCDでは遼とモノドラモンが会ったのは、遼がカード大会で優勝した日(相手はルキ)の帰り、夜に上野を歩いていたらデジタルフィールドが現れ、サイバードラモンとデジタルワールドに行くことにしたとのこと。ブレイブテイマーとは全然違いますね。また、サイバードラモンは自分よりも強い力を持った敵と戦うことが宿命としているみたいだが、遼は真なる敵はサイバードラモンの中にいるのではないかと語っています。これはミレニアモンのこと、特に後者はジョグレスしたミレニアモンを表しているのでしょうか? 話がこんがらがる一方です。

ディーワンテイマーズ

秋山遼vsミレニアモンシリーズ第3弾についてです。

 

○ストーリー

 前作タッグテイマーズから2、3日後、ミレニアモンの最後の一撃による傷を療養中の賢が不思議なホームページを見つけたところから始まる。そして、賢の家に来た遼がそのホームページを開くと、先日の戦いのことについて質問される。そして最後に「四聖獣の中から一体だけ選ぶならどのデジモンですか」と聞かれる、質問に答えると遼はデジタルワールドに呼び出される。そしてゲンナイ達から、四聖獣同士が争うようになったので呼び出したのだと言われる。また、選んだ四聖獣は、自分以外の四聖獣が世界を支配しようと争ったがなかなか決着がつかず、傍観していた自分を襲い始めたのでともに戦うテイマーを探していると語る。そしてそのために世界中からテイマーを呼び出し、D-1大会を開催し、最強のテイマーを見出すつもりだと。遼はなぜ四聖獣が争うのかゲンナイに問うが答えをはぐらかされてしまう。遼は数々の冒険をし、D-1大会を勝ち進んでいく。そしてD-1大会を優勝したが、本当は遼が優勝することは決まっていたと聞かされる(八百長的な意味ではないです。)。D-1大会は遼を強くするための修行に過ぎなかったと。再びミレニアモンが復活しようとしているが、それは他のテイマーや四聖獣でも勝てない相手、遼だけがその可能性を秘めていると。そして復活したムーン=ミレニアモンも、自分にとっては四聖獣すら敵ではないが、遼は不可能を可能にするランダムな因子を持った存在であると言う。ムーン=ミレニアモンと戦い勝利する遼に、自分と遼は陰と陽の関係であり、自分の負けは遼の負けでもあると言い、遼を巻き込み自爆する。そして、戦いから遼は帰ってこず、遼を送り出したことを悔やむゲンナイに、賢はいつか見たこともないデジモンを引き連れて戻ってくると言い、待ち続けるところでこの話は終わる。

 

記憶に関する考察

 これで、アニメの無印と02の間の話としては一区切りなのですが、02において子供たちは遼が関連した一連の出来事について覚えていない、あるいは知らない様子でした。そこで、デジタルワールドを守護する力だか安定を望むものだかが一連の出来事に関する子供たちやパートナーでジモンの記憶を操作したのだと考えました。理由としては、遼に申し訳ないことをしたという罪の意識を無くすためか、あるいはミレニアモンに関して知る者を無くしミレニアモンを生み出すことがないようにするためなのかなど、いろいろ考えられます。しかし、完全に消したわけではなく、もし再び遼に出会えるようなことがあればその記憶を取り戻すのではないでしょうか。(次回作ではそうともとれそうな描写がありました)。賢がおぼろげながらも覚えていたのは、タッグテイマーズ以降デジタルワールドに来なかったためか、暗黒の種の影響で記憶を消す力が弱まったためあたりが考えられそうです。そして、ワームモンには賢を見守るという使命があるため記憶が残されたのでしょう。うまく解釈できないときは記憶を操られてるで解決します。

 

ディーワン大会の参加者について

 8人で1グループでトーナメント戦を行い、その中の優勝者だけが次の段階に進めると言う仕組みです。そして、大会は5つのステップ(グレード1,2,3,4,5)に分けて開催されました。つまりグレード1に参加したテイマーの数は8人、2は64人、3は512人、4は4096人、5は32768人となります。この作品はアニメ02よりも前の話なので、明らかにこの参加者数は異常なものです。

 2000年時点でパートナーでジモンを持つ子供の数は約32人と推定されます(推定方法については後日紹介します)。ということは、32人でトーナメントを行うと優勝者は5回戦い、勝利する必要があります。なので実際は32人でトーナメントを行い、戦いの合間に数日が開いて、デジモンを鍛えるなどをしたと考えるのが妥当でしょう。また、作中で遼と戦ったのは、光子朗、ウォレス、ミミ、ヤマト、太一でした。しかし、ヒカリ、タケル、ソラ、丈だけを呼ばない理由は特になさそうなので、参加したが仲間同士当たってしまい、遼と戦うことはなかったのだと推測します。

 

紋章開放の時期

 02の27話や37話において、子供たちの紋章の力で四聖獣の封印を解いたと言う話がありました。また、ドラマCD「2年半の休暇」では、空がで2000年の10月の手紙の中で、夏休みにピヨモンたちと会ったこと、もう完全体にはなれないかもしれないことを語っています。では、紋章の力を解放したのはいつごろなのでしょうか。前作タッグテイマーズでは、四聖獣についてなんら語られることはなかったので、それ以降だとは思いますが。

 

前作と本作の間と考える理由

・本作品で四聖獣が復活していること。四聖獣が力を貸せば、完全体以上への進化も可

 能。

・他の大会参加者は知らなかったようだが、無印の子供たち(+ウォレス)はディーワン大

 会が何のために開催されるか知っているようだったので、そのことを事前に説明する

 機会としても適している。

 

本作より後とする理由

・紋章がないとデジモンは完全体や究極体になれないが、本作ではできていた。一応、

 前述のように四聖獣の力があれば進化でき、2001年にも四聖獣や進化の力について経

 験したのですが(ドラマCD「デジモンミステリーファイル・千年の封印を解け!」) 

 02ではそのことを知っていたか微妙だった。

・記憶を操作したと仮定するなら、子供たちをデジタルワールドに集める口実がほしい

 はず。

 

 個人的には、四聖獣の姿をはっきり見ることができたということが重視し、前作と本作の間に四聖獣の封印がとかれたと考えています。

 

時の流れ

 グレード5開催まで1日、グレード5と4の間が3日、グレード4と3の間が5日、グレード3と2の間が7日、グレード2と1の間が10日で、作中では計26日は経過している。またも、デジタルワールドと現実世界のときの流れが異なるのかと言いますと、今回はそうとも言い切れません。

 まず、本策は前作タッグテイマーズから現実世界で2~3日経ったことが明言されています。そして、遼がデジタルワールドに行きましたが、そこでもまだ数日しか経っていないていない様子でした。また、今回賢は現実世界からデジタルワールドにいる遼にアドバイスをしてくれるのですが、もし2つの世界のときの流れが極端に異なれば会話するのも一苦労です。(アニメ21話及び24話で光子朗と太一が問題なく会話できたのが謎ですが)。一応、2000年8月と言う設定なので夏休みだと考えれば20数日くらい経っていても平気です。

 しかし、何日もデジタルワールドに、しかも何人もの子供たちがいたとなれば現実世界で問題になる気もします。また、それだけの期間がありながら賢は前作での傷が回復しきらなかったのか、一度もデジタルワールドに来ないままでした。ミレニアモンがいると時の流れ方が変わるとするならば、序盤は現実世界と時の流れに大差がなかったが、ミレニアモンが復活するにつれ時の流れが変わり、大会終盤頃にはだいぶ差が出てくるようになったのかもしれませんね。

 

アニメとつなげるためには

 アノード/カソード、タッグ、ディーワンでの出来事をアニメ02に繋げるには、やはり何らかの理由で記憶操作が行われたのだと考えられます。

 しかしアニメと繋げる上で、もうひとつ身も蓋もない仮説が思い浮かびました。それは、遼と無印の子供たちはそもそも関ることがなかったのではという説です。そもそも、ミレニアモンを倒巣実力があるのに、数日後に再び1から修行をする意味はあるのか、アニメの世界観でディーワン大会なんて開催するだろうかなど考えていたらふと思い浮かびました。アノード/カソードもミレニアモンは出現したが、選ばれし子供たちが捕まることはなかったのではと思いました。

 アノード/カソードではミレニアモンが現れたが、遼は新たな選ばれし子供としてこの時点で自分のデジヴァイスを受け取り、ミレニアモンと戦った。タッグでは、賢と二人でミレニアモンと戦った(タッグの記事のミラーサイトがない場合を参照)。そしてディーワンでミレニアモンの自爆に巻き込まれ行方不明になるということです。そうすれば、遼と接点があった子供は賢だけになり、02で賢と太一が互いを知らなかったことなども説明がつきます。無印の子供たちが遼と関わっていないなら記憶操作など必要ありません。また、関わりのあった賢とワームモンですが、アニメ02で賢は当時の記憶を自分で消し去っていたと考えており、ワームモンはほとんど覚えていたので、こちらも記憶の操作を考慮しなくてもよくなります。

 この説はなるべくアニメと繋げて考えたいので、個人的にはあまり支持したい考えではないです。また、時間が経てば別の仮説が考え付くかもしれませんし、人によっても解釈は様々だと思います。今のところ、これが正しいと言えるようなものは無いです。

 

 

ディーワンテイマーズの感想

 前作まではモノクロでしたが、本作からはカラーになったのが大きいです。また、システムは前作に比べ大幅に改善され、育成等がかなりやりすくなりました。反面、データの消えやすさは相変わらずで、アイテムを粘ってセーブ&リセットを繰り返してたらデータが消えたことは何度もあります。先日も懐かしくなって久しぶりにプレイしていたら、いいところでいきなりデータが消失しました。またマヒ耐性があるデジモンも登場しましたが、序盤にフライモンが手に入るなどマヒが強いのも相変わらずです。とくにディーワン大会はデジモンに指示を出せないので、デッドリースティングだけを覚えたフライモンを3体出せばかなり強力です。後、レアモンは簡単に究極体になるので前述のフライモンなんかとジョグレスして技を補いつつ、デジメンタルの耐性を組み込めば頼りになるかと思います。なんやかんやで個人的に、遼vsミレニアモンシリーズでは一番のお気に入りの作品です。

 

 そして、デジモン関連で一番気になっているのですがわからないことがあります。wikioediaのディーワンテイマーズの項目には、「本作は最後のダンジョンを攻略するための条件として、他のデジモン関連の電子商品「四種類」との通信が必要不可欠であり、単体では真のエンディングを見ることができない。前作と同じくデジモンアドベンチャー02のシナリオと一部リンクしており、一乗寺賢がデジモンカイザーになる決定的な出来事が描かれているが、前述の通りこのエピソードも連動が必須であり、ゲーム単体では見ることができない仕様となっている。」と書かれています。

 これがどういう内容か、どうやったら見られるのかなど知っている方がいましたら、メールでもコメント欄でもいいのでぜひ教えてください。

メールアドレスは、actdb124@yahoo.co.jp です。

よろしくお願いします。

 

長くなりましたが、今回はここまでです。

タッグテイマーズ②

前回の続きです。

 

アニメ02においてこの作品での冒険についてわかっている部分

・はじめて会った時は普通の優しい賢だったが、次に会った時はデジモンカイザーと呼べと言った。(02-21話)

・自分で消し去っていたデジタルワールドを初めて冒険したときの記憶を一部思い出す。(02-23話、遼も登場)

・2000年8月に何かがあったが、はっきり思い出せない。(02-33話)

・ミレニアモンから暗黒の種を受けたときのことを夢に見る。ワームモンはある程度覚えていたが、賢の記憶はあまりない。(02-43話、遼とミレニアモンも登場) 

 

 

この作品での出来事をアニメと繋がるよう考えてみます。

 

①ゲーム重視(:02アニメで賢の記憶があいまいなので、ゲームを優先で考えた場合)

 2000年3月に遼は賢の家でディアボロモンとオメガモンの戦いを目撃する(映画に登場した遼はファンサービスだと仮定)。数ヵ月後の夏、遼と賢の前にデジヴァイスやブイモンが現れ、デジタルワールドに行く(治と一緒にいたというのは賢の記憶違いとする)。ミレニアモンは子供たち全員が出会うことを恐れ、一人でも欠ければ十分だと考え、デジタルワールドのいる選ばれし子供が2人になった時点で世界を分断する。後はゲームのとおりのストーリー。

 

しかし、これではこれまでに挙げられた多くの点が解決されてません。そこで、アニメでの描写を優先して考えてみました。

 

②アニメ重視

 2000年の春に遼は映画のように山中で、賢は家で兄と、それぞれディアボロモンとオメガモンの戦いを目撃する。夏にミレニアモンが復活したことで、デジタルワールドの安定を望むものは再び遼を呼び出すと同時に、新たに資質を持った子供を呼び出そうとする。そして賢の前にデジヴァイスが現れデジタルワールドに行き、そこで遼と出会う。他の選ばれし子供を呼ぶことや世界の分断といったゲームでの設定はなく、ずっと遼と一緒にミレニアモンを倒すべく冒険をし、最後に暗黒の種を受ける。

 賢のD-3には、自分のパートナーでないデジモンでも(暗黒)進化させる機能がありました(02-9,10話)。賢のD-3は賢が望んだものであると光子朗は推測しています(02-33話)。ゲーム中で遼はこの時すでにD-3を所持していたため、他のデジモンを進化させることができた可能性があるかもしれません(アニメではD-3は賢のが最初で、それ以前は存在していなかった可能性のほうが高そうですが)。そして後に、賢がそれを真似しようとしたのかもしれません。

 自身のデジヴァイスを持っていることや、遼といるならば戦いもそれほど困らなそうに思えます。アニメではミレニアモンを倒した時、遼の使っていたデジモンは映っていませんでしたが、さすがにワームモンだけでミレニアモンには勝てないでしょう。また、ゲームではアーマー進化やジョグレスも登場しますが、チンロンモンの話(02-37話)からデジメンタルが使われることは無かったと推測します。ジョグレスに関しては不明ですが、ゲームでのジョグレスはアニメ本編のものとは大分異なるものです。

 

 

・まだ疑問点・矛盾点は存在します。また、遼のことや当時の出来事をなぜ皆が覚えていないのかなどといった点はディーワンテイマーズのときに考察していきたいと思います。

 

 

 最後に、タッグテイマーズの感想についてです。アニメではわからなかったことがわかるという点で、アニメファンにはお勧めしたいのですが、(個人的に)前作以上にデータが消えやすい(気がします)。また、一人でプレイをする場合デジモンの育成は大変なので、完全体がやっとで究極体まで育てるのは相当苦労すると思います。ただし、知っている人はいるかと思いますが「まひ」が強いゲームで、特にフライモンの技「デッドリースティング」はチート性能です。ラスボスを1ターンで、敵味方互いに無傷の状態で終わらせることも十分ありえます。なので、クリアするだけならば難しくは無いです。忍耐がある人はぜひチャレンジしてみてください。

 

タッグテイマーズ①

今日8月3日はウィザーモンの命日です。

それと今回の記事を書いてて知ったのですが、2000年の8月3日にタッグテイマーズが発売されたそうです(※1)。このタッグテイマーズは以前紹介したアノード/カソードテイマーの続編に当たり、アニメ本編との繋がりが特に深い作品でもあります。

 

ストーリー

 2000年夏、ディアボロモンとオメガモンの戦いを目撃した賢と遼の前にブイモンが現れる。ディアボロモンが復活したので遼に来てほしいとブイモンは言い、賢もそれについていく形でデジタルワールドに行く。そこでは選ばれし子供たちが集まってからディアボロモンを倒しに行く予定だったが、ブイモンと遼は自分たちだけで充分だと言い先に行ってしまう。そしてあっさりとディアボロモンを倒した遼たちの前にミレニアモンが現れる。ディアボロモンは遼と他の子供たちを引き離し、永遠に出会わないようにするための布石に過ぎないとミレニアモンは言い、デジタルワールドをほとんどが同じ2つの世界(ミラーサイト)に分断する。その頃、待機していた賢たちのところへ太一がやってくるが、世界を分断する際の衝撃によって賢は町外れへ吹き飛ばされる。そこでワームモンと出会い、町へ戻ってきた賢は2つの世界の間に挟まれ動けなくなった太一とアグモンを目撃する。本来なら太一と遼が別々の世界に飛ばされたのだが、選ばれし子供でもない自分がいたことで太一が犠牲となったのだと賢は悔やむが、ゲンナイは「意味のない存在などない。太一がやるべきだったことを代わりに賢が2倍がんばればよい」と言う。遼と賢は2つの世界でそれぞれミレニアモンを倒し、デジタルワールドを元のもどすため奮闘するのだった。冒険の末に、ミレニアモン(及びムーンミレニアモン)を倒し太一を救出する。しかし、ミレニアモンは自身を倒すほどの力を持った子供たちに目を付け、最後の一撃として「暗黒の種」を放ち、自分の悪の力を残そうとする。それが賢に命中し、賢は深い傷を負ってしまう。しばらくして賢は目を覚まし、遼と太一は先に現実世界に戻ったが、賢はしばらくデジタルワールドで休んだ。しばらくして傷は治ったが、賢は「暗黒の種」のように冷たくなったとワームモンは言う。ワームモンは自分たちをかばいデジモンカイザーとなった賢を今度は自分が守っていくと決める。そして、いつの日か元の戻り、またみんなで冒険できると信じてついていくのだった。

 

 

指摘されている矛盾点(※2、※3)として、以下の点が挙げられます。

・冒険の時期

ディアボロモンとオメガモンの戦いは2000年の3月であったが、このゲームでは2000年の夏とされている。また、映画「僕らのウォーゲーム!」にも遼が登場しているシーンがあるが、賢と一緒でなく一人で(トルコの?)山中にいた。 

 

・賢の部屋や設定

 デジタルワールドに行く前から天才少年とされていた。また、ゲームでは1人部屋のようだった。アニメでは賢と治の前にデジヴァイスが現れたが、ゲームでは遼といる時にD-3が現れ、ゲーム内では賢は自身のデジヴァイスを所持していなかった。

 

・デジメンタル、ジョグレス

 本ゲーム内に全てデジメンタル、ジョグレスが登場しているが、アニメ02において賢は知らない様子だった。

 

・冒険のことを忘れている

ED後、カイザーの姿となった賢が現れ、「この世界は僕が変えてみせる。僕はミレニアモンとは違う。僕はデジモンカイザーだ」と言う。しかし、本編ではミレニアモンのことを覚えていない。また、タイチとは直接会っているが、02ではお互い覚えていなかった。

 

※2 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC02%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC#.E4.B8.80.E4.B9.97.E5.AF.BA_.E8.B3.A2

※3 http://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16968.html

 

 

その他個人的に思った疑問点

・戦い方

 今回のゲームでは、遼は自分のデジヴァイスを手に入れたが、賢は遼についてく形でデジタルワールドに行ったので自分のは無いです。ちなみに、デジヴァイスなしでデジタルワールドに行くことはアニメ02の1話では無理だと思われていましたが、最終話ではデジヴァイスを持つ者に同伴の形で可能でした。中盤からゲンナイが2つのミラーサイトを一瞬だけひとつに戻し、アイテムやデジモンをやり取りできるようになります。賢は前作の遼のときに考察したように、遼のデジヴァイスの限られた力を使ったり、進化の力をデジモン間でやり取りすることで戦かったのでしょうか。

 

・時の流れ

 アニメでは賢が初めてデジタルワールドに行ってから帰ってくるまで、現実世界ではそんなに時間がたっている様子はなかった。ミレニアモンを倒せるようになるにはかなり時間がかかるでしょう。ということはデジタルワールドの時間は再び現実世界よりも早く流れるようになったと考えられます。前作や次回作でもその傾向が見られるが、アニメの無印から02までの間ずっと早く流れていたとは考えにくいです(54話)。ということは、ミレニアモンが存在するとデジタルワールドの時間の流れが変わってしまう(本来のデジタルワールドの時の流れとも考えられますが(54話))のでしょうか。

 

・呼ばれた選ばれし子供は太一だけなのか

 ゲンナイはディアボロモンを倒すため選ばれし子供たちを呼び寄せていたが、作中で来たのは太一だけだった。ミレニアモンも太一と遼を分断しようとしていた。しかし、ディアボロモンを倒すのが目的だとすればオメガモンが適任なのは間違いないので、少なくともヤマトを呼ばない理由はありません。作中でも最初は子供たちをできるだけ呼び寄せようとしている様子でしたが、途中から太一と遼だけ来るといった感じになっていました。このときの冒険に無印組の子供たちがどれくらい関わっていたかは、重要ですが謎に包まれています。

 

 

 

次回は、上記の点を踏まえアニメとできるだけつなげてみようと思います。

 

アノードテイマー/カソードテイマー②

長くなったので2つに分けました。

 

〇この作品とアニメ本編を繋げるには

まずこのゲームで何が起きたかについて、ゲーム内では次のように説明されています。

 

・ミレニアモンの登場によってデビモンたちが復活。デジタルワールドやネットワークの時間軸が崩れてもうひとつの世界ができた(アグモン)

・ミレニアモンはデジタルワールドの時をゆがませ破壊した→悪のデジモンを倒し終わっていたはずの冒険が振り出しに戻り、本来倒していたはずのデジモンとの戦いに敗れ子供たちは捕まってしまった。(ゲンナイ)

・突如、デジタルワールドの闇の奥底に出現した暗黒デジモン、ミレニアモン。このデジモンの恐るべき力によって、平和な人間界に戻るはずだった太一やヤマトら、選ばれし8人の子供達は、囚われの身となってしまった。(ゲームの説明書。これだけは説明書つきで買うことができた。)

 私はこれを、1999年の年末に本格的に活動を開始したミレニアモンが、アポカリモンを倒した後の太一たちの前に現れ、倒したはずの悪のデジモンを復活させ子供たちを捕らえたと解釈しました。しかしそうするといくつか矛盾点が出てきます。

 

・太一たちは現実世界での何ヶ月も経過する中、デジタルワールドで捕まっていたことになり、そうなればさすがにニュースになるでしょう。しかし、この作品の冒頭で太一たちの存在はそれほど知られていないことが明らかになっています。

・次に、デジタルワールドと現実世界は一応別の世界ですので、1999年の年末にデジタルワールドだけの時間をアポカリモン戦直後まで巻き戻したとします。すると現実世界にいる子供たちは干渉を受けずにすみます。しかし、この作品で救出され現実世界に戻った子供たちはどうなるのかと言う疑問が生まれます。

・復活したデジモンの中にヴァンデモンがいたがヴァンデモンは現実世界で敗れ(39話)、しかも生きている(02-48話)。

 

 このゲームでの出来事はミレニアモンが過去に介入したことでできたパラレルの世界での出来事にしてしまえば一番つじつまが合う気がします。

 しかし、できるだけアニメにつながるように考えたいです。そこで次のような解釈をしてみました。

・1999年大晦日にミレニアモンはその時に生きているデジモンを除いた、デジタルワールド(地形や環境など)の時を巻き戻した。従って夏の冒険で死んだデジモンは死んだままで、生きてたデジモンたちの記憶はそのまま残る。また、どれくらいまで巻き戻したかはわからないが、ファイル島とサーバー大陸が存在する。さらに、かつてのボス級デジモンをミレニアモン自身が作り出した(この能力はブレイブテイマーで使用している)。ミレニアモンが作ったため、ボスデジモン達はミレニアモンを敬った発言をしているのだと思われる。そして異常を感じたデジタルワールドの安定を望むものが再び太一たちを呼び寄せたがミレニアモンに負けてしまう(あるいは02の映画のチョコモンのようにミレニアモン自身が呼び寄せたのかもしれませんが)。そして、遼とミレニアモンの戦いが始まる。また、ゲームでは救出された子供たちはパートナーを遼に託し現実世界に戻りましたが、アニメ版をみると捕まっている仲間を残して帰るような性格ではないので、実際は一緒に戦ったのでしょう。また、ゲーム中でコウシロウとミミが現実世界に返った後、ゲンナイがテントモンとパルモンは彼らのデジヴァイスの力でこの地にとどまっていられたと言ってたのもどういう意味かになります。

 

まだまだ矛盾点はありますが、これが私の限界です。そもそもタイムパラドックスをうまく説明すること事態が不可能ですし。

 

追記:Triではリブートによってデジタルワールドを巻き戻したり、現実世界で死んだデジモンを含んで復活させるという方法が出てきました。ミレニアモンもリブートに近い方法を使ったのかもしれません。ただし、こちらはデジモン達の記憶はちゃんとあるという大きな違いがあるので、今後要検討。

 

 

 ちなみにこの作品では本編に先駆けて、ディボロモンやオメガモンなんかが登場し、他にも今では有名なデジモンの中にはここで初登場となったデジモンがいます。ディアボロモンのデザインが今と違ってたり、オメガモンがガルルグレイモン(追記:ヴァリアブルや図鑑ではオメガモン表記になるらしいですが検証はできません)という名前だったりしますが。個人的には面白いと思ったので興味のある人はぜひと言いたいところですが、データが消えやすいですし、今では手に入らないデジモンがいるので強くはお勧めできません。

 

アノードテイマー/カソードテイマー①

あらすじ

 1999年の大晦日、アグモンに助けを求められ秋山遼はデジタルワールドにやってきた。ムゲンドラモンとキメラモンが融合したことで誕生したミレニアモンによって、デビモンやエテモンといった倒したはずのデジモンが復活し、選ばれし子供たちとそのデジモンたちも捕まってしまった(アグモンのみゲンナイに助けてもらうことができた)。アグモンが言うには、アニメデジモンアドベンチャーでの冒険が振り出しにもどっった状態にあるらしい。遼は次々にボスを倒し、捕まった子供たちを救出して仲間を増やしていきます。ボスの順番はデビモン、エテモン、ヴァンデモン、ピエモンで、救出される子供とデジモンの順番は光子朗・ミミのコンビ、空・タケルのコンビ、ヤマト・丈・ヒカリのコンビ(ピエモンは誰も担当していない)。最後に、ミレニアモンを倒し、タイチを救出し、再びデジタルワールドを平和にするというストーリーである。

  ゲームなのでアニメと関係ないのではと思われる人もいるかもしれませんが、後に遼はアニメ本編や映画にも登場します。ミレニアモンもアニメ02に登場し、重要な役割を果たすことになります。アノードテイマーは1999年12月16日発売、対となるカソードテイマーは2000年1月20日に発売と(※3)、アニメ放映期間中に発売され、整合性の取れていない部分もあります。そこで、このシリーズを本編とつなげて考察していきます。

 

 

※3 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%83%A2%E3%83%B3_(%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E7%89%88)#.E7.A7.8B.E5.B1.B1.E9.81.BCV.S..E3.83.9F.E3.83.AC.E3.83.8B.E3.82.A2.E3.83.A2.E3.83.B3.E3.82.B7.E3.83.AA.E3.83.BC.E3.82.BA

 

 

アニメとつなげて考えたときの本作の疑問点

 

・遼はどうやってミレニアモンたちと戦ったのか

 本作品において遼は自分のデジヴァイスを所持しておらず、太一のデジヴァイスを借りることとなっている。しかし、元々太一のものなので遼には使いこなすことができず、聖なる力によって敵を仲間にする機能しか使えない。(これは、アニメでレオモンやスカモンなんかに対して発動した機能だと思われます。)

 しかしそんな状態でどうやって完全体や究極体と戦うことができたのか。ゲームのシステムでは成長期や成熟期で戦うのですが、アニメにおいてそれは不可能と言えます。また、遼にはヒカリのように謎の力でデジモンを進化させるような描写もありませんでした。さらにボスを倒すごとに救出される子供たちはパートナーデジモンを貸してくれますが、自身らは先に現実世界に戻りますので、一緒に冒険することもなかったようです。

 アニメでは聖なる光を浴びたレオモン(8話、13話)が、コントロールはしきれていないものの自力でサーベルレオモンに進化できました(47話)。また、チンロンモンには進化をさせる力(02-39話)があり、そのもらった力をデジモン間で受け渡すことも可能でした(02-43話)。

 デジタルワールドから闇の力を取り除いてくことで、進化の力を持つ四聖獣の力を増やしたり、デジヴァイスの聖なる力で仲間にしたデジモンが一時的な進化をすること、その力を受け渡すなどすることで更なる進化をするなどして戦ったのだと考えます。 

 

 

・デジタルワールドの時間の流れ

 現実世界では遼がデジタルワールドに行く前に自宅が停電し、遼がデジタールワールドに行った直後に母親にブレーカーの様子を見るよう頼まれます。そして、帰ってきた時には返事をしない遼を心配し母親が部屋にいる状態でした(もちろん母親は遼がデジタールワールドにいたことを知りません)。そのため現実世界では数分経っているかどうかと言うところでしょう。一方デジタルワールドではデビモン・エテモン・ヴァンデモン・ピエモン、そしてミレニアモンを倒しており、太一たちの夏の冒険と同じことを成し遂げています。アポカリモンが出現する前はデジタルワールドの1日は現実世界での1分とされていました(54話)。この計算では、1度は経験した出来事であることや最初から完全体や究極体になれたことを考慮してもかなりハイペースで冒険したことになります。また、現実世界に帰ってきた遼を見た両親は、遼が少し見ない間に大人になったみたいだと言っています(外見よりも精神面のことを意味していそうですが)。ですからこの時のデジタルワールドのときの流れは以前よりさらに早かったと考えられます。きりがよくなるよう考えれば、現実世界での1秒がデジタルワールドでの1日くらいでしょうか。

 

・ムゲンドラモンとキメラモンはいつ、誰が倒したのか。

 ゲンナイさん曰く、「キメラモンとムゲンドラモンは元々誤った目的で人為的に作られた融合デジモンである。太一たちとの戦いに敗れた後、互いに生き延びるために融合しミレニアモンとなった。」では元となったキメラモンとムゲンドラモンはいったい何者だったのでしょうか。

 ムゲンドラモンはダークマスターズの一員だったあのムゲンドラモンでしょう。ウォーグレイモンによって分解(?)されてしまったので別個体説もありますが、倒したと思ってもしぶとく生き延びていた例(ヴァンデモンやディアボロモン)もあるので、私はダークマスターズのムゲンドラモンであると考えます。

 一方キメラモンですが無印アニメには登場していません。倒したとすれば2回目にデジタルワールドに行った時ですが、ピノッキモンが倒されるまでは子供たちの行動ははっきりしており、戦う暇はなかったように思えます。ピノッキモンを倒した後からピエモンとの戦いまでの間は行動がはっきりしていない部分があり、戦う機会はこの頃にあったと思います。また、この期間に3手に分かれた子供たちの中でキメラモンに勝てそうなのはウォーグレイモンとメタルガルルモンです。キメラモンはこのゲームではムゲンドラモンと同等の強さがあり(ちなみにこのゲームでは究極体扱い)、02に登場した個体を見ても並の完全体より強いからです。おそらくですが、太一たちがムゲンドラモンと戦っている頃にヤマトが倒したのでしょう。特に、ヤマトはピノッキモンを倒してから闇の洞窟に入るまでの経緯が描写されてないのでつじつまが合わせやすそうです。そしてほぼ同じ期時に倒された2体が融合したものと考えます。

 また、このシリーズのデジモンアナライザーではアポカリモンとミレニアモンについて以下のような説明がなされています。

 

アポカリモン:ミレニアモンのあくのパワーがうみだしたナゾのデジモン。そのショウ

       タイをしるモノはミレニアモンのみである。

ミレニアモン:ムゲンドラモンとキメラモンがゆうごうしたデジモン。ジカンをマキも

       どせるノウリョクをもちタイチたちをオトしいれたちょうほんにん。

 

 ミレニアモンがアポカリモンをつくりだしたとすれば、ピエモン戦の頃にアポカリモンが火の壁の向こうから現れた(52話)という点とも合います。(ただし、「ミレニアモン」と「アポカリモン」というデジモンの登場自体はアニメよりこの作品のほうが早いですが、上記の設定がアニメで考慮されていたかは不明です。)しかしアニメにおいて、ダークマスターズに力を与えたのはアポカリモンとされており(52話)、アポカリモンは時空をゆがませ(53、54話)、ミレニアモンも時間を操れるのであまり意味はないかもしれません。

 

 

 

 

続く